【プレスリリース】お客様の失効したポイントを「森の苗木」に分配する仕組みSustainable eco Societyがスタート
現在の日本は世界でも有数のポイント大国です。基本的にポイントを発行する目的は、次の消費を促し、消費者を囲い込むためであり、各社が独自のポイント制度をもっています。発行されたポイントのうち、使われずに眠っているポイントは年に300憶円以上を超えるとも言われており、これらのポイントがもしSDGsの達成や地方創生に使うことができたらより早く課題の解決に近づくのではないかと考えます。そこで、Freewillでは、共通のポイント制度のもと、発生したポイントを地球環境や地方創生のために活動するパートナー団体へ分配する仕組みを作りました。それが、お客様の失効したポイントを「森の苗木」に寄付する「Sustainable eco Society(以下:SeS)」という仕組みです。
Sustainable eco Societyとは、サービスを使えば使うほど消費者が無意識に地球環境に貢献できるポイント制度です。従来のポイント制度のように消費者を囲い込む目的ではなく、社会全体の消費と生産の仕組みを変えることを目的としています。消費者はいつも通りの買い物をするだけで、無意識に持続可能な地球環境を生み出す一員となることができます。消費者の意識ではなく、利用する仕組みを変えることで、単なるコンシューマー(消費者)ではなくプロシューマー(生産消費者)として地球上で生きるすべての生物はもちろん、未来に生きる私たちの子孫など、社会全体の繁栄に貢献できるようになることを目指しています。
買い物やサービス利用をする度に消費者に対して、Sustainable eco Coin(以下:SeC)が発行され、このコインは一定期間を過ぎると失効し、失効した分のコインは、「森の苗木」と称して地球課題の解決に取り組む団体に還元されます。SeCは現在、消費の1%分が消費者に還元され、1SeC=1円の価値があります。通常のポイント同様、買い物やサービス利用に使うことができますが、有効期限は30日と一般的なポイントよりも短く設定されており、失効した分がパートナー団体に寄付されます。SeCは、ブロックチェーンで管理される暗号通貨です。不正利用や改ざんは一切できない透明性の高いコインになっています。
「森の苗木」以外にも、生態系の保全や地方創生といったSDGsの取り組みをされている団体を、厳正なる審査を行った上でパートナーとして認定してまいります。将来的には、環境保全団体に限らず、地方自治体で「地域通貨」として利用するなど仕組みを地方創生やその他のSDGsの目標達成に応用することが可能です。
Sustainable eco Society公式サイト:https://sustainable-eco-society.com/
■ポイントから持続的なNPO・NGOの活動費へ
分配先のパートナーには、失効したSeCを資金源として地球課題解決に向けた活動を実施して頂きます。地球課題の解決事例と活動報告を提示頂くことで、持続的に社会全体が繁栄できる仕組みの具現化にご協力頂きます。お客様が使わずに失効したSeCの分配を受けることで、これまでのように寄付を募るだけでなく、持続的な活動費を得ることができるようになります。SeCは、現金、あるいはお客様が利用できるクーポンコードの発行分として受け取ることが可能です。支援金や売上貢献だけでなく、新規のお客様やファンの獲得にもつながります。
加盟パートナーを募集しています、メールにてお問い合わせください。
SeCは、Freewillが提供する各種サービスで発行されておりますが、他企業のポイント制度への新規導入や置き換えも可能です。SeSのポイント制度を導入することで、企業はSDGsや環境問題へのより具体的な取り組みが可能となります。地球課題の解決に取り組む団体・企業様と共に、「人類社会の豊かな生活と地球環境の共存共栄」の仕組みを発展させることができます。
SeCの導入にご興味のある企業様は、メールにてお問い合わせください。
近年、2050年を目途に、現在の資本主義の形が変わると言われています。2050年には多くのスタートアップや、NGO/NPO、一般社団法人、それぞれがボーダレスに一体となり、すべての人がビジネスとエコ社会が融合した新たなエコシステムに生きる、そんな未来になっていることを願っております。
消費と生産がほぼ同率比率で行われる。
企業のCSRの比率がビジネスの比率に追いつく。
そして、地球課題が解決される――
そんな循環経済の仕組みは、一つのサービスや、一民間企業では実現不可能です。しかし、国や民間企業、NPO/NGO団体や個人が協力し合う「共存共栄」によって循環経済の仕組みは果たされ、それこそが2050年に目指すビジネスだと考えます。
■一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)
一般社団法人 more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家 坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体です。国内外 17 か所に「more trees の森」を展開し、地域と協働で保全活動を行っています。また、イベントを通じた森の情報や魅力の発信、クリエイターや地域の職人とともに森の恵みを活用した商品の企画・開発を行うなど、「都市と森をつなぐ」をキーワードにさまざまな取り組みを行っています。
<SeS参加理由 ︎>
最先端の技術を駆使した様々なサービスを通じて参加できるSustainable Eco Societyの構想は壮大で、たくさんの問題に直面する現在の私たちにとって、未来への大きな可能性を秘めていると思います。日々のお買い物やサービスの利用が、ときにハードルを感じてしまいがちな社会貢献や社会課題解決につながる仕組みは、肩ひじ張らずに継続できるサステナブルな取り組みだと思いますし、その姿勢に賛同しています。
tells marketは、産地や素材のみならず、カーボンフットプリントまでも消費者に開示して届けようという、とてもチャレンジングで魅力的なプラットフォームです。「消費は投票と同じ」とよく言われるように、日々の買い物の中でどんな商品を手にするかで、生産者、産地を応援することにつながっています。それだけにとどまらず、お買い物を通じて無意識でも寄付が生まれ、社会課題の解決につながるという仕組み含めて素晴らしいです。
SeSへの参加が、ただ消費するのではなく、よりよい未来を形作ることにつながっていく。そんな循環の一部を担っていければとおもっています。
■一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン(CIジャパン)
コンサベーション・インターナショナル(CI)は、人が生きる上で欠かすことのできない自然を守り、持続可能な社会の構築を目指す国際NGOです。30年以上にわたり、すべての人びとが幸福に暮らせる社会のために、科学的知見に基づく戦略と革新的な手法を組み合わせ、気候変動や海洋問題など地球規模の課題に取り組んでいます。世界70以上の国と地域で先住民コミュニティから企業や政府まで、多様なスケールでパートナーシップを組みながら、かけがえのない地球を守るために活動しています。
<SeS参加理由 ︎>
コンサベーション・インターナショナルは、すべての人びとが衣食住が足りて、健やかで、選択の自由があり、社会とのつながりの中で平和に暮らせる、持続可能な社会を目指しています。そのためには、私たちに恩恵をもたらしてくれる自然を守ることは欠かせないと考えますが、消費者の皆さまが意識せずとも持続可能な社会経済づくりに貢献でき、自然と人が共存できるエコシステムSustainable eco Societyは、正に私たちの描く未来と合致しています。SDGsに寄与する生産者の想いが込もったエシカルなプロダクトのマーケットプレイスtells marketや、「才能」を育むSPINのストーリーファンディングプロジェクトをはじめ、様々なアプローチが駆使されているSeSにこのような形で携わることができ大変嬉しく思うとともに今後の展開に期待しています。
- 株式会社Freewillについて
シリコンバレーに姉妹会社を持ち、ICTエンジニアリングとソーシャルサービス開発を行うIT企業です。「FREEWILL(自由意志)」に従った働き方・生き方がしたいと考える世代が活躍できる社内環境や自社サービスに取り組んでいます。2021年は16期目を迎え、約160名のスタッフをかかえ、日本はもちろんのことアジア、アフリカ、アメリカなど世界中から外国籍のスタッフが在籍。サービスを使えば使うほど森が増え、人類社会の豊かな生活と地球環境の共存共栄を可能にするSustainable eco Society(持続可能なエコ社会)の実現を目標として「地球の才能を育むストーリーファンディングサービスSPIN」を含む3つのソーシャルサービスを2019年12月にリリース。2021年10月には「買い物をするだけで森が増えるエシカルオンラインマーケット「tells market」をオープン。
企業HP:https://www.free-will.co